候補問題No.10の複線図|確認表示灯(同時点滅)
第二種電気工事士 技能試験・令和8年度(2026年度)の公表問題 No.10 を、複線図に描き起こして解説します。
問題の概要
- ジョイントボックス1か所に、引掛シーリング(角)イ・ランプレセプタクル イ・連用の器具(確認表示灯/スイッチ イ/コンセント)がつながる、比較的シンプルな問題です。
- 電源は配線用遮断器(B)を通り、VVF2.0-2C でボックスに来ます。令和8年度上期の試験では配線用遮断器は取り付ける器具として支給され、接地側のN端子に白をつなぐ指定でした。
- 要点は確認表示灯(パイロットランプ)の「同時点滅」の結線です。
特記:確認表示灯(パイロットランプ)は、同時点滅とする。
施工省略:電源(配線用遮断器より電源側)
複線図(当サイト作成)
白=接地側黒=非接地側赤=スイッチから負荷へ(返り線)●=ボックス内の接続点
電線の色は、回路上の役割で塗り分けています。図記号は見分けやすさを優先して一部簡略化しています(例:ランプレセプタクルは試験の図ではⓇですが、この図では丸に×で描いています)。実際に使う電線の色(ケーブルの心線色)は、試験問題の施工条件に従ってください。 公表された単線図は電気技術者試験センターのPDFで確認できます。
どのスイッチで何が点くか
- スイッチ イ → 引掛シーリング イ・ランプレセプタクル イ・確認表示灯(同時に点滅)
- コンセントは常に電源につながる(スイッチと無関係)
複線図の描き方
- 配線用遮断器のN(接地側)端子に白、もう一方に黒をつなぎ、VVF2.0-2C でボックスへ。
- 電源の白(接地側)を、引掛シーリング イのW端子・ランプレセプタクル イの受金・コンセントのW側・確認表示灯の片側へつなぐ。
- 電源の黒(非接地側)を、コンセントのもう一方とスイッチ イの電源側へつなぐ(連用器具の中で渡り線)。
- スイッチ イの負荷側から、引掛シーリング イの中心・ランプレセプタクル イの中心へつなぐ。
- 確認表示灯の残りの端子を、スイッチ イの負荷側(返り線)へつなぐ。これで表示灯は負荷と並列になり「同時点滅」になる。
- 連用器具へは白・黒・返りの3本が必要。ボックスからの電線本数を数えて確認する。
ボックス内の接続とリングスリーブ
接続点ごとに、集まる電線の太さと本数から、リングスリーブの大きさ・刻印と、差込形コネクタの種類が決まります。 どのボックスでリングスリーブ・差込形コネクタを使うかは、本番の施工条件で指定されます。 選び方の早見表はリングスリーブの選び方にまとめています。
ジョイントボックスリングスリーブなら:小(刻印小)×2、中×1
| 接続点 | つなぐ電線 | リングスリーブ(刻印) | 差込形コネクタ |
|---|---|---|---|
| 接地側(白) | 配線用遮断器(N)(2.0mm)、引掛シーリング イ(W)(1.6mm)、ランプレセプタクル イ(受金)(1.6mm)、連用器具へ(コンセントW・表示灯)(1.6mm) | 中(中) | 4本用 |
| 非接地側(黒) | 配線用遮断器(2.0mm)、連用器具へ(コンセント・スイッチ)(1.6mm) | 小(小) | 2本用 |
| スイッチ〜負荷(赤) | 連用器具から(スイッチ・表示灯)(1.6mm)、引掛シーリング イ(中心)(1.6mm)、ランプレセプタクル イ(中心)(1.6mm) | 小(小) | 3本用 |
電線の本数
| 区間 | 電線の本数 |
|---|---|
| 配線用遮断器 〜 ジョイントボックス | 2本(VVF2.0-2C) |
| ジョイントボックス 〜 連用器具 | 3本(白・黒・スイッチ返り) |
| ジョイントボックス 〜 引掛シーリング イ | 2本 |
| ジョイントボックス 〜 ランプレセプタクル イ | 2本 |
欠陥になりやすいポイント
- 表示灯を黒と白の間(電源に直結)につなぐと「常時点灯」になり、特記の同時点滅と合わない(誤結線で欠陥)。
- 表示灯をスイッチの両端子の間(黒と返りの間)につなぐと「異時点滅」になる。
- コンセントの接地側(W)、ランプレセプタクルの受金、引掛シーリングのW端子、配線用遮断器のN端子には必ず白をつなぐ(極性)。
- ジョイントボックス内の白は4本(電源2.0mm+1.6mm×3)になり、リングスリーブは「中」が必要。小で圧着しないこと。
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ほかの候補問題
※ 令和8年度(2026年度)の公表問題(一般財団法人 電気技術者試験センター)をもとに、当サイトが独自に複線図を作成しました。公式の図は転載していません。 寸法・電線の種類・使用する器具などの詳細は試験問題で指定されます。必ず本番の施工条件に従ってください。