候補問題No.13の複線図|自動点滅器(端子台)
第二種電気工事士 技能試験・令和8年度(2026年度)の公表問題 No.13 を、複線図に描き起こして解説します。
問題の概要
- ジョイントボックス2か所の問題です。電源側のボックスAにスイッチ イ、ボックスBにランプレセプタクル イ・自動点滅器・接地極付コンセントがつながります。
- 自動点滅器(明るさで自動的に入・切するスイッチ)は端子台で代用されます。令和8年度上期の試験では 1・2・3 の3極で、1〜2 の間に明るさを検知する回路(CdS回路)、1〜3 の間に接点がある構成でした。
- 屋外灯 ロ(施工省略)へは、自動点滅器の端子台から VVR1.6-2C(丸形)でつなぎます。接地極付コンセントの接地極には緑の接地線(E1.6)。
施工省略:屋外灯 ロ、接地極(ED)
複線図(当サイト作成)
白=接地側黒=非接地側赤=スイッチから負荷へ(返り線)緑=接地線●=ボックス内の接続点
※ 公表図では電源が上から入りますが、この図では電源を左に置いています。屋外灯は配線が交差しないよう、右側の端子を接地側として描いています。
電線の色は、回路上の役割で塗り分けています。図記号は見分けやすさを優先して一部簡略化しています(例:ランプレセプタクルは試験の図ではⓇですが、この図では丸に×で描いています)。実際に使う電線の色(ケーブルの心線色)は、試験問題の施工条件に従ってください。 公表された単線図は電気技術者試験センターのPDFで確認できます。
どのスイッチで何が点くか
- 自動点滅器 → 屋外灯 ロ(暗くなると点灯)
- スイッチ イ → ランプレセプタクル イ
- 接地極付コンセント → 常に電源
複線図の描き方
- 電源の白(接地側)を、ランプレセプタクル イの受金・自動点滅器の2・コンセントのW側へつなぐ。
- 電源の黒(非接地側)を、スイッチ イの電源側・自動点滅器の1・コンセントへつなぐ。
- 自動点滅器の3から屋外灯の非接地側へ、2から屋外灯の接地側へ、ボックスを通さず直接つなぐ(2には2本つながる)。
- スイッチ イの負荷側から、ボックスA・Bを経由してランプレセプタクル イの中心へ。ボックスA〜B間は3本。
- コンセントの接地極に緑の接地線をつなぐ。
ボックス内の接続とリングスリーブ
接続点ごとに、集まる電線の太さと本数から、リングスリーブの大きさ・刻印と、差込形コネクタの種類が決まります。 どのボックスでリングスリーブ・差込形コネクタを使うかは、本番の施工条件で指定されます。 選び方の早見表はリングスリーブの選び方にまとめています。
ボックスAリングスリーブなら:小(刻印○)×1、小(刻印小)×2
| 接続点 | つなぐ電線 | リングスリーブ(刻印) | 差込形コネクタ |
|---|---|---|---|
| 接地側(白) | 電源(2.0mm)、ボックスBへ(1.6mm) | 小(小) | 2本用 |
| 非接地側(黒) | 電源(2.0mm)、スイッチ イ(電源側)(1.6mm)、ボックスBへ(1.6mm) | 小(小) | 3本用 |
| スイッチ イ〜ランプレセプタクル イ(赤) | スイッチ イ(負荷側)(1.6mm)、ボックスBへ(1.6mm) | 小(○) | 2本用 |
ボックスBリングスリーブなら:小(刻印○)×1、小(刻印小)×2
| 接続点 | つなぐ電線 | リングスリーブ(刻印) | 差込形コネクタ |
|---|---|---|---|
| 非接地側(黒) | ボックスAから(1.6mm)、自動点滅器 1(1.6mm)、接地極付コンセント(1.6mm) | 小(小) | 3本用 |
| 接地側(白) | ボックスAから(1.6mm)、ランプレセプタクル イ(受金)(1.6mm)、自動点滅器 2(1.6mm)、接地極付コンセント(W)(1.6mm) | 小(小) | 4本用 |
| スイッチ イ〜ランプレセプタクル イ(赤) | ボックスAから(1.6mm)、ランプレセプタクル イ(中心)(1.6mm) | 小(○) | 2本用 |
電線の本数
| 区間 | 電線の本数 |
|---|---|
| 電源 〜 ボックスA | 2本(VVF2.0-2C) |
| ボックスA 〜 スイッチ イ | 2本 |
| ボックスA 〜 ボックスB | 3本(白・黒・返り線イ) |
| ボックスB 〜 ランプレセプタクル イ | 2本 |
| ボックスB 〜 自動点滅器 | 2本(1・2) |
| 自動点滅器 〜 屋外灯 | 2本(VVR1.6-2C(2・3)) |
| ボックスB 〜 接地極付コンセント | 2本(+接地線(緑)1本) |
欠陥になりやすいポイント
- 自動点滅器の2に白をつなぐのを忘れる、1と3を逆にするなどは誤結線。端子台の番号と施工条件を必ず照合する。
- 屋外灯への2本を、1と3(接点の両端)につなぐと明るさに関係なく点灯しない/点きっぱなしになる。屋外灯は 2(白)と 3。
- 接地線(緑)をコンセントのW側や電圧側の極につながない。
- ボックスAの白・黒は2.0mmを含む接続で刻印「小」、返り線(1.6mm×2本)は刻印「○」。
この回路を練習する
ほかの候補問題
※ 令和8年度(2026年度)の公表問題(一般財団法人 電気技術者試験センター)をもとに、当サイトが独自に複線図を作成しました。公式の図は転載していません。 寸法・電線の種類・使用する器具などの詳細は試験問題で指定されます。必ず本番の施工条件に従ってください。