候補問題No.9の複線図|接地極付接地端子付コンセント(EET)
第二種電気工事士 技能試験・令和8年度(2026年度)の公表問題 No.9 を、複線図に描き起こして解説します。
問題の概要
- ジョイントボックス2か所の問題です。電源(VVF2.0-2C)が入るボックスBから、接地極付接地端子付コンセント(EET)へ VVF2.0-2C、ボックスAへ VVF1.6-3C、引掛シーリング(丸形)イへ VVF1.6-2C がつながります。
- ボックスAにはランプレセプタクル イとスイッチ イがつながります。
- EETからは施工省略の2口コンセントへ渡り、接地端子に緑の接地線(E1.6)をつなぎます。
施工省略:2口コンセント、接地極(ED)
複線図(当サイト作成)
白=接地側黒=非接地側赤=スイッチから負荷へ(返り線)緑=接地線●=ボックス内の接続点
※ 公表図では電源が上から入ります。この図も電源を上に置き、ボックスA・Bを左右に並べています。
電線の色は、回路上の役割で塗り分けています。図記号は見分けやすさを優先して一部簡略化しています(例:ランプレセプタクルは試験の図ではⓇですが、この図では丸に×で描いています)。実際に使う電線の色(ケーブルの心線色)は、試験問題の施工条件に従ってください。 公表された単線図は電気技術者試験センターのPDFで確認できます。
どのスイッチで何が点くか
- スイッチ イ → ランプレセプタクル イ・引掛シーリング イ
- EET・2口コンセント → 常に電源
複線図の描き方
- 電源の白(接地側)を、EETのW側・ランプレセプタクル イの受金・引掛シーリング イのW端子へつなぐ。
- 電源の黒(非接地側)を、EETとスイッチ イの電源側へつなぐ(ボックスAへ1本送る)。
- スイッチ イの負荷側から、ランプレセプタクル イの中心と、ボックスBを経由して引掛シーリング イへつなぐ。ボックスA〜B間は3本。
- EETから2口コンセントへ白・黒を渡す(W側どうし)。
- EETの接地端子に緑の接地線(E1.6)をつなぐ。
ボックス内の接続とリングスリーブ
接続点ごとに、集まる電線の太さと本数から、リングスリーブの大きさ・刻印と、差込形コネクタの種類が決まります。 どのボックスでリングスリーブ・差込形コネクタを使うかは、本番の施工条件で指定されます。 選び方の早見表はリングスリーブの選び方にまとめています。
ボックスBリングスリーブなら:小(刻印○)×1、中×2
| 接続点 | つなぐ電線 | リングスリーブ(刻印) | 差込形コネクタ |
|---|---|---|---|
| 非接地側(黒) | 電源(2.0mm)、EET(2.0mm)、ボックスAへ(1.6mm) | 中(中) | 3本用 |
| 接地側(白) | 電源(2.0mm)、EET(W)(2.0mm)、ボックスAへ(1.6mm)、引掛シーリング イ(W)(1.6mm) | 中(中) | 4本用 |
| スイッチ〜負荷(赤) | ボックスAから(1.6mm)、引掛シーリング イ(中心)(1.6mm) | 小(○) | 2本用 |
ボックスAリングスリーブなら:小(刻印○)×2、小(刻印小)×1
| 接続点 | つなぐ電線 | リングスリーブ(刻印) | 差込形コネクタ |
|---|---|---|---|
| 接地側(白) | ボックスBから(1.6mm)、ランプレセプタクル イ(受金)(1.6mm) | 小(○) | 2本用 |
| 非接地側(黒) | ボックスBから(1.6mm)、スイッチ イ(電源側)(1.6mm) | 小(○) | 2本用 |
| スイッチ〜負荷(赤) | スイッチ イ(負荷側)(1.6mm)、ランプレセプタクル イ(中心)(1.6mm)、ボックスBへ(1.6mm) | 小(小) | 3本用 |
電線の本数
| 区間 | 電線の本数 |
|---|---|
| 電源 〜 ボックスB | 2本(VVF2.0-2C) |
| ボックスB 〜 EET | 2本(VVF2.0-2C) |
| EET 〜 2口コンセント | 2本 |
| ボックスB 〜 ボックスA | 3本(白・黒・返り線) |
| ボックスB 〜 引掛シーリング イ | 2本 |
| ボックスA 〜 ランプレセプタクル イ | 2本 |
| ボックスA 〜 スイッチ イ | 2本 |
欠陥になりやすいポイント
- ボックスBの白・黒は2.0mm×2本+1.6mmが入るため、リングスリーブは「中」。刻印「小」で圧着すると欠陥。
- 接地線(緑)をEETのW側や電圧側の極につながない。接地端子だけに。
- EETから2口コンセントへの渡りで、W側(白)を反対側の極に入れると極性の誤り。
- スイッチの返り線はボックスB経由で引掛シーリングにも届くことを忘れない(ボックスA〜B間は3本)。
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ほかの候補問題
※ 令和8年度(2026年度)の公表問題(一般財団法人 電気技術者試験センター)をもとに、当サイトが独自に複線図を作成しました。公式の図は転載していません。 寸法・電線の種類・使用する器具などの詳細は試験問題で指定されます。必ず本番の施工条件に従ってください。